お客様と信頼関係を築くために

小売業者やレストランオーナーが仕入れ先を変えるには大きな決断が必要だ。なぜならそこには10年20年と培ってきた信頼関係があるからだ。わずか数年で、メトロがこれに匹敵する信頼関係を築くにはどうしたらいいか。この課題に挑み、実践し、リードしていくのが、総勢120余名のスタッフを抱える店長・鈴木祐夫の大事な仕事だ。

「メトロはただ商品を販売するのではなく、ソリューションプロバイダーになっていかなくてはならないのです。日ごろから積極的にお声掛けをし、何気ない立ち話の中からお客様自身が問題として気付いていないことにも、解決の糸口を提案する。それが本当の信頼への第一歩となると思います。」

メトロが背負うべき流通機能

鈴木自身、以前は食品小売や飲食店の側にいた。その中で不便に感じたこと、問題意識を持っていたことが、メトロというビジネスモデルで解消できるのではないかと考えた。

「品揃え、小分け、物流、金融という卸売の四大機能のうちメトロは品揃えと小分けに特化しています。だとしたらこの機能を研ぎ澄まさないといけない。ニーズの高い商品群の奥行きを持った品揃え、お客様の購買頻度、冷蔵スペースをも考えた小分け。そして、5番目の機能としての情報提供。」

スタッフに求めるスキルは“おせっかい”

だから鈴木が求めるメトロの人材は、「この商品はおたくで扱うべきでない」などと言える、ちょっとおせっかいな人間だという。お客様の立場に立った本音のアドバイスができるようになるにはどうしたらいいか。全スタッフのスキル向上のために、常に情報を共有し、自らが模範を示す。

「独立店が生きぬくには厳しい時代でも、やる気のあるオーナーさんは、店舗を拡大していきます。その仕組みの中でメトロが活用されていることがうれしい。そんな店が一店でも増えることが、私のやりがいでもあるのです。」